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【EMS】国際郵便を発送した話|カンタンに世界中に荷物を送る

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時計専門の世界版メルカリとも言える『Chrono24 』。
今回はじめて腕時計がChrono24を通じて海外で売れたのでこの経験を記事にして忘れにようにします。加えて、Chrono24やeBayで海外にモノを売りたいと考えている人の参考になればいいなと思っています。

想像していたより簡単に荷物を送れましたが、注意事項もあるので順を追って解説していきます。

日本郵便の『EMS』を利用した

郵便ポストに封筒を入れる若い女性の手 - 郵便 ストックフォトと画像

日本の誇る物流網の一つ、『日本郵便』の『EMS』を利用して発送をしました。
品物はクォーツ腕時計。配送先の国はドイツです。海の向こうも向こうですね。

まじめな話、海外に荷物を送るとか怖いしよく分からないっていうのが普通の人の感想だと思います。私もそうでした。
分からないことだらけだったのでとりあえず日本郵便のお問い合わせ電話番号へ。
そもそも発送できるものなのか、と疑問以前の状態だったので電話しました。

まずは電話で聞いてみる

電話番号はこれ
0570-046-666 (携帯電話から)
0120-23-28-86 (固定電話から)

ドイツ宛てだということを伝え、内容品を説明。
ボタン電池(酸化銀電池)の入ったまま腕時計はOKとのこと。電池関連ではリチウムイオン電池は何が何でも発送不可とのことでした。

国ごとに規制があるみたいですが、ドイツは決まりが厳しいらしい。

窓口に突撃

カウンターで働く若いビジネスマン

電話で発送できるといわれてすぐに事務所を出て窓口へGO。
事前に何も調べずに最郵便局へ。詳しい人が確実にいるであろう、地域の本局を目指して行きました。

窓口の方に要件を伝えると一枚の紙をもらいました。
『スマホから申込できますから、こちらのQRコードを読んで会員登録からやってみてね』

そんな感じでこのサイトに案内されました。

【国際郵便マイページサービス】

ソファに座りスマホで会員登録をしてEMSの申し込み開始。

名前も住所もすべて英語で入力

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住所の翻訳はAIに任せましょう。AIが組み込まれた翻訳サイト【DeepL翻訳】がすごい優秀!
海外の取引先とのメッセージに使いまくってます。ほんとにおすすめ。

自分の住所を翻訳して入力します。
注意したいのが配送先の相手の住所。英語圏の相手なら問題ないですが、そうではない国の場合は少し手間がかかります。

これもDeepL翻訳を利用してコピー&ペーストで一瞬で翻訳しましょう。

内容品の入力と損害保険

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この内容品がとても肝です。
前述したとおり、今回の送り先がリチウムイオン電池にとても厳しい国です。なので内容品欄には『quartz watch (No lithium-ion battery)』みたいな感じで入力。禁止物品が入っていないことを確実に書いてね、と窓口の方に言われていました。

国によって注意事項が変わってくると思いますが、窓口の方が分厚い資料の中から調べて教えてくれます。安心してください!

続いては内容品の価格を入力します。関税は内容品の種類と金額によって算出されます。
さらに進むと損害保険額の入力をします。海外に送るため日本国内での宅配便と違い時間もかかりますし、荷物に触れる人間の数も増えます。

必然的に荷物に負担が加わる訳です。そのため高額な物品を送る際は確実に保険をかけましょう。

ラベルを印刷し窓口へ

スマホでの入力が終わると画面にQRコードが表示されます。

QRコードをこんな感じの機械で読み込むとラベルが印刷されます。ゆうプリタッチって呼ぶみたいです。
ラベルと荷物を持ち再度窓口へ。

窓口の方に一通りラベルを確認してもらい、料金を支払います。
領収書を受け取り、荷物を見送って終了です。

そこまで難しくはないでしょう。日本国内での発送とそこまで難易度は変わらないのかなと個人的に感じました。

国際便の他社比較表

他にも国際便を取り扱う配送会社は存在しますが圧倒的に料金は郵便局が安いです。

参考になりそうな比較表を作成したので良ければ見ていってください。今回発送した荷物の条件は238.5グラムの60サイズの箱、これをドイツ行きでのベースで作成しました。

配送業者 配送料金(税込) お届け日数 特徴 メリット デメリット
日本郵便(EMS) 3,150円 3-6営業日 • 国際郵便の速達サービス
• 最大200万円まで保険対応
• 11万円保険の場合:追加料金約5,500円
• 料金が比較的安価
• 全国の郵便局で受付
• 高額保険対応可能
• 政府系サービスで信頼性高
• 他サービスより配送日数が長め
• 税関での停滞リスク
• 土日祝配達なし
ヤマト運輸(国際宅急便) 4,300円 4-6営業日 • 60サイズ(2kgまで)対応
• 最大20万円まで自動付帯保険
• 11万円は保険範囲内
• 手軽なパック料金
• 燃油・通関・配達料込み
• 国内と同様の使いやすさ
• 信頼性の高い追跡システム
• 価格がやや高め
• 着払い不可
• 食品発送不可
• 保険額上限が低い
佐川急便(飛脚国際宅配便) 7,434円 3-5営業日 • ドイツは区分D(ヨーロッパ)
• 0.5kg以下の料金
• 別途保険加入必要
• 比較的安定した配送
• 企業向けサービス充実
• 大口割引あり
• 料金が高め
• 11万円保険は別途手続き必要
• 個人利用には敷居が高い
DHL Express 約15,000-20,000円 1-3営業日 • 国際宅配便最大手
• 高速配送サービス
• 最大10万ユーロまで保険
• 最速配送
• リアルタイム追跡
• 高い信頼性
• 時間指定可能
• 料金が最も高額
• 個人利用には割高
• 通関が厳しい場合あり
FedEx 約12,000-18,000円 2-3営業日 • 世界的な宅配サービス
• 高品質な配送
• 充実した保険制度
• 高速で信頼性抜群
• 優れた追跡システム
• 時間指定配達可能
• 料金が高額
• 通関手続きが厳格
• 地方配達に時間かかる場合
UPS 約10,000-15,000円 2-4営業日 • グローバル配送ネットワーク
• ビジネス向けサービス
• 包括的な保険制度
• 安定した配送品質
• 柔軟な配送オプション
• 企業向けサポート充実
• 個人利用料金が高め
• 契約が複雑
• 地域により配達日数変動

追加情報・比較ポイント

最大保険補償額

  • 日本郵便: 最大200万円(国により異なる)
  • ヤマト運輸: 最大20万円(自動付帯)
  • 佐川急便: 別途貨物海上保険加入が必要
  • DHL/FedEx/UPS: 各社10万ユーロ程度まで対応

追跡・信頼性

  • クーリエ系(DHL/FedEx/UPS): リアルタイム追跡、最高レベルの信頼性
  • ヤマト運輸: 国内同様の追跡システム、高い信頼性
  • 日本郵便: 基本的な追跡機能、政府系の安心感
  • 佐川急便: 企業向け充実サポート

コストパフォーマンス

238gの軽量荷物の場合:

  1. 日本郵便(EMS): 最も経済的(保険込み約8,650円)
  2. ヤマト運輸: バランスが良い(4,300円・保険込み)
  3. 佐川急便: 中価格帯(保険別途)
  4. クーリエ系: 高額だが最高品質

おすすめ用途別

  • コスト重視: 日本郵便(EMS)
  • バランス重視: ヤマト運輸
  • スピード重視: DHL Express
  • 企業間取引: 佐川急便、UPS
  • 高価値商品: FedEx(保険充実)

注意事項

  • 燃油サーチャージは各社とも変動制
  • 関税・消費税は受取人負担
  • 通関で必要書類不備の場合は遅延・返送リスク
  • ドイツ向けはEORI番号が必要な場合あり

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